時計のチクタクと時計油の関係とは!

今日は、皆さんが身につけている機械式時計のチクタクという音についてお話ししたいと思います。機械式時計の魅力の一つである、この心臓音のようなチクタク、この音は、どうやって発生するのでしょうか。そして、この音と時計油との関係は何なのでしょうか。興味のある方は、ぜひ最後までお読みください。

まず、機械式時計とはどういう仕組みで動いているのでしょうか。機械式時計は、ゼンマイを巻くことでエネルギーを蓄えます。そのエネルギーを伝達するために、歯車やバネなどの小さな部品がたくさん組み込まれています。その中でも、特に時を刻むうえで役割を果たすのが、アンクルとテンプいう部品です。アンクルは振り子の役割で左右に振動し、テンプは正回転、半回転を繰り返し正確に時を刻んでいきます。その結果、針が均等に動きます。このアンクルがテンプ当たることで衝撃音が発生し、それがチクタクという音になります。

では、このアンクルはどれくらい速く振動しているのでしょうか。実は、機械式時計によって振動数は異なります。振動数とは、1秒間にアンクルが振動する回数のことです。現在の一般的な振動数は、1秒間に8回です。つまり、1時間で2万8800回も振動していることになります。驚きですね。

さらに詳しく見てみると、振動数は機械式時計の種類や特徴によって変わります。例えば、ロービートと呼ばれる低い振動数の時計は、1時間で1万8000回から2万1600回です(1秒間で5回から6回)。一方、ハイビートと呼ばれる高い振動数の時計は、1時間で3万6000回から7万2000回です(1秒間で10回から20回)。振動数は、スペックにも記載される通り、機械式時計の性能に影響します。例えば、振動数が高ければ1/20秒まで測定できますし、さらに秒針の動きも滑らかになります。しかし、反面、エネルギー消費が多くなりますし、部品の摩耗も早くなります。また、このチクタク音も高い音になります(例えばトトト)。また、技術の進歩により、ロービートは時計の精度が低いとは一概に言えません。そのため、現在は高級時計では、アンティークと同じロービートが好まれることが多いです。(ハイビートが生まれたのは1960年代で、当時はハイビートが最新鋭の機械式時計の象徴となりました。)

さて、ここで時計油の出番です。どんなに高性能な機械式時計でも、部品同士が摩擦することで劣化してしまいます。時計のパーツは常に高速で振動したり、回転しているので、摩耗しやすい部品です。そこで必要なのが、時計油です。時計油は部品同士の摩擦を減らし、滑らかに動くようにします。また、防水や防錆などの効果もあります。

時計のチクタク音を聞くときには、時計の小さな部品やその裏方の時計油のことも思い出してください。それではまた。

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